かつて大阪市水道局が販売していた水、
「ほんまや」が話題になっています。
なんでも、防災訓練の際に参加者に配った「ほんまや」が、
賞味期限切れだったとか。。
「ほんまや」は橋下市長の一声で生産中止になっている商品とのこと。
中身が中身だけにちょっと怖かったので、
「ほんまや」について調べてみました。
また、平成27年に限定販売された、
後継品の「ええやん」についても調べてみたいと思います。
「ほんまや」とは？パッケージ画像や成分も調査！
「ほんまや」は大阪市水道局が、
その技術力の高さをアピールしようと
（「大阪の水はまずい！」というイメージを払拭するため...）
企画された商品で、
500mlのペットボトル入りの水道水です。
平成19年3月に販売が開始され、
モンドセレクションで金賞を受賞したこともあるというツワモノ。
大阪市の水道水は、琵琶湖から流れる淀川の水だそうで、
生水で飲むのはちょっとカビ臭さくて抵抗があるというお話も。。
しかし、その水を浄水処理施設の整備でカビ臭さの元となる物質をオゾン処理して、
さらに活性炭で残留塩素を取り除いてまろやかな味にしたのだそうです。
それを加熱殺菌してペットボトルに入れて販売したものがこちらのパッケージ画像。
（引用：Everyone says I love you !）
主に、大阪市交通局の駅の自動販売機や市内のスーパーなどで販売されていた模様。
のちに「水の都大阪」をイメージして、青色のボトルバージョンも発売されたようです。
（引用：見聞録 2chまとめ）
また、東日本大震災の時には、
被災地に支援物資として45,000本を無償提供したという情報もありました。
まぁでも、正直大阪の水道水なのですよね。。
それがミネラルウォーターと同じ100円で売られていても、
なかなか選びづらい状況ではないかと思われます。。
少なくとも、私は買いません。。ね。。
「ほんまや」が生産中止になった理由は？橋下元市長の大英断ってなに!?
そもそも「ほんまや」を生産・販売開始したのが橋下さんの前の市長、
平松邦夫前市長のようですね。
問題だったのが、赤字。
「ほんまや」を商品化するにあたり、
大阪市はペットボトル詰めする設備を所有しておらず、
民間業者に委託せざるを得なかったとのこと。
当然コストがかさみ、年間約1,500万円もの赤字を生み出す事業だったようです。
そこで、橋下さんが市長になった際、
「世の中にミネラルウオーターはごまんと出回っている。市が税金で水道水を売る必要もPRする必要もない」
といって、製造販売から撤退したそうなのです。
平松邦夫前市長は市が水ビジネスを国際展開する狙いで「ほんまや」を海外でもPRしていたようなのですが、
そこに対する皮肉なのでしょう、
「水技術を海外に売り込むなら、外国と技術提携を組めばいい。ペットボトルを持っていく必要はない」
と述べた上で、製造販売からは撤退するが、海外政府との技術提携など、
水ビジネスの海外展開は継続する意向は示していたようですね。
累計販売本数は100万本は越えていたようですが、
次号的には赤字が続いていたようですね。。
2代目「ええやん」が平成27年度限定で発売されていた!?
懲りもせず。。と言ってよいのかわかりませんが、
大阪市水道局は「ほんまや」に続く2代目のペットボトル入り水道水を販売していたようです。
その名も「ええやん」。
うん。。ええやん。。
あ、なんでまた作ろうと思ったのか、
その目的も一応調べましたが、
「ほんまや」の時と同じことのようです。はい。
ちなみに、2代目「ええやん」の画像はこちら。
（引用：ディープ大阪）
で、この「ええやん」について調べていた時に割と衝撃的な事実が。。
この「ええやん」、賞味期限が2年なのだそうです。
「…!?」
あれ？
そもそもこの記事、賞味期限切れの「ほんまや」が
防災訓練の参加者に配られたというニュースを見て書いているのですが、
平成27年に販売された「ええやん」の賞味期限が2年ということは、
平成24年早々にに生産打ち切りになっている「ほんまや」は・・！？
恐らく、「ほんまや」だって賞味期限に大差はないでしょう？
2年とかなのではないでしょうか。
同じものですもんね・・
で、今は平成30年。。。
「ほんまや」が生産中止になった平成24年から賞味期限2年とみて、
平成26年には賞味期限切れになっているはず。。
ということは、
少なくとも4年は賞味期限を過ぎているっていうお話になりませんか・・？？
と思って、ニュースをもう一度見直してみたところ、
しっかりと書いてありました。。
「賞味期限は平成２６年２月８日だった。」
と。。
幸いにもこの水を受け取った方々から体調不良の声はまだ聞こえてないようですが、
ありえないですね。。本当に。。