最近テレビや雑誌、数々の媒体で取り上げられて話題となっているセーラー服の歌人・鳥居さん。
その壮絶な人生は聞く人誰もが驚き、圧倒されてしまうものだと思います。
でも、まだまだベールに包まれた部分は多い鳥居さん。
そんな鳥居さんの気になる母親の事や家族の事、彼氏や高校について調べてみました!!
スポンサードリンク鳥居さんの母親について
鳥居さんを語る上では欠かせないキーワードになるであろうお母さんの事。
両親とは2歳の時に離婚。その後はお母さんと二人での生活をしていたんだそう。
離婚後はお母さんの実家で生活していたそうです。
お母さんは精神的に弱い部分があったらしく、
お母さんに言われた事をやると、
お母さんはその事を覚えていなく、
頼まれてやった事で鳥居さんが起こられてしまう。
そんなような事が数多くあったようです。
色々な事を言われたり、お母さんの事で大変な思いもしたけど、
それでも鳥居さんはお母さんの事が好きだったと話しています。
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小学校4年生の時に母の案で上京
そして、小学校4年生の時にお母さんの発案で、上京。
ですが、計画的に上京してきた訳ではないので、
住む場所が決まっていたわけでなく、
そんな状態だったので、しばらくは民宿に泊まったりという生活だったようですね。
その間はもちろん鳥居さんが学校に行く事もできなかったようです。
お母さんにとって鳥居さんは相談役、
看病役のような存在だったようで、
鳥居さんは献身的にお母さんを支えていたようです。
鳥居さんの家族について
そして月日は流れ、鳥居さんが小学校5年生の時にお母さんは亡くなってしまいました。
鳥居さんの家族ですが、
代々仕事は医者か教師、
大学は国立大学卒業という、
いわゆるエリート一家だったんだそう。
鳥居さんの祖母は教師をしていた方だったらしく、
鳥居さんに対してもとても教育熱心だったようです。
鳥居さんが施設で生活している時にも何度も手紙を送ってきて、
その手紙の内容は
「学校は楽しいですか??お友達はできましたか?」
「そろそろ中学校で〇〇を習う頃ですね。」
「△△はつまづき易いところですが、あなたは昔から賢い子でしからきっと大丈夫だと思います。」
「そろそろ行きたい高校は決まりましたか?」
など、勉強に関する中身が多かったそうです。
実際会った時にも
「元気でしたか。ところで勉強の方はどうですか?」
「学校で△△の公式を習ったでしょ??△△の時△△はどうなるんだったかな?」
「△△は知っているよね。習ったはずだね??」
などと、矢継ぎ早に勉強に関する質問をしてきたんだそう。
勉強がわからない、勉強ができてない、そんな事は許されない、
自分の孫が勉強をわからないわけがない、
そんな気持ちで聞いていたのでしょうか…。
でも、鳥居さんにしたら勉強なんかではなく、鳥居さん自身の事、
普段の生活や体の事を心配してほしい、聞いてほしい、って気持ちだったんじゃないかな、と思います…。
鳥居さんのお母さんもそんなエリート一家の中で育ち、疲れてしまったんでしょうか。
お婆さんも自分の理想を鳥居さんい叶えてほしい、
何が何でもエリート街道を歩いて行ってほしい、
最後までどうしてもその気持ちをなくせなかったのかもしれないですね…。
今まで私では想像もつかないような大変な思いをしてきた鳥居さん。
ですが、鳥居さんは今でも家族が大好きだと語っています。
家族って、家族の愛って何でこんなに特別なんだろ、
何でここまで無償なんだろ、としみじみ考えてしまいました。
スポンサードリンク鳥居さん、彼氏はいる?
気になる彼氏についてですが、そういった情報は一切出てきませんでした。
年齢や本名も非公開なくらいですから、
なかなか深い私生活の情報まではまだまだ出てきてませんね…。
実際、ここ数年鳥居さんは本当に短歌に向き合う生活をしてきたようで、
ブログでもその様子が書かれている記事があります。
2013年~2014年の記事ですが、
3月
○ この頃 何をしていたかと言うと 職業訓練校に通いはじめました。あと 短歌を 作りまくっていました。
短歌を作っていたのは 賞に応募するためです。
賞には 30~50首ほど 出さなければいけないので
月に70首ほど 作っては 練り直して 改作・・を 繰り返しました。
学校では 過労で 1日に3回も倒れることがあり
クラスメイト達は 私のことを不思議がっていました。
4月
○ 学校と短歌とで 死にそうだったはずですが何故か 小説を書いて 路上文学賞に応募しました。 そして 大賞を受賞しました。
○ 現代短歌新聞に 山崎方代さん 福島泰樹さん 笹井宏之さんらと ともに 紹介していただきました。
記事を書いてくださった田中綾さんの言葉が格好良くて 痺れました。
○ 色々と精力的に頑張っていたと思います。 その一方、将来についても悩んでいました。
空元気的な日記も残しています。
5月
○ この頃 世界中で1番 短歌を頑張っていた自信があります。10キロ近く痩せたらしいです。死にそうでした。
○ Twitterをはじめたのも この頃かと思います。
この時期から短歌や色々な事に精力的に活動していたのが日記から伺えます。
その甲斐あってか、今、本も売れに売れ、
数々の媒体にも登場してきて、
色々な事が実ってきた時期だと思うので、
恋はこれから、
という感じではないかなと想像しました。
スポンサードリンク出身高校はどこ?
高校はというと、
鳥居さんは高校と言いますか、
学歴的には鳥居さんは「形だけ」中学を卒業した事になっています。
実際は中学に3年間通い卒業していない、という事です。
このような形だけの卒業者を「形式卒業者」というのだそう。
鳥居さんの事を調べていて、初めてこのようなシステムがある事を知りました。
学校に全く通っていなくても卒業の資格が得られることは、
義務教育を受けられなかった人達でも職場さえ許せば社会進出ができる事になりますが、
例えば鳥居さんのように、
もう一度ちゃんと義務教育を受けたいと思っていても、
中卒資格を持つ形式卒業者は夜間中学には入学できないのだそう。
こういったルールが存在するんですね。
そんな事すら知りませんでした。
この問題について鳥居さんも声をあげました。
そして、昨年7月、形式卒業者も夜間中学に入学できるよう、
文科省から通知が出ました!!
何と、実に60年越しで問題が解決されたようなんです!!
この問題すら全く知らず、
鳥居さんの事を調べて初めて知った私ですが、
この問題が昨年解決されていた事に凄く素直に嬉しくなりました。
この問題が解決した事で、
鳥居さんも中学に通う権利を得られたという事になるんですね。
本当に良かったです。
スポンサードリンクなぜセーラー服を着ている?
では、なんでセーラー服を着ているんだろ??という疑問がわきますよね。
それは、
義務教育を受けていないので、一人前になれていないような気がする。
今から義務教育を受け直したいという意思表示でセーラー服を着ているんだそう。
この現代、義務教育を受けられない、受けない、
なんて事は普通に生活していたら考えられないし、
小学校中退、なんて想像もつかない事です。
でも、普通に受けられるはず、
皆が平等に受けられるはずの義務教育を満足に受けられない人もいる。
そういう現実がある事も私達はしっかり知らなきゃいけないな、と思いました。
また、教育を受けられる事にも改めて感謝しなければいけないな、と思いました。
セーラー服の歌人・鳥居という人
鳥居さんはとても複雑な環境の中に置かれ、普通の生活をしてこれなかった。
したかった勉強もできず、衣食住もまともにできない時間がとてもとても長くあった。
それなのに鳥居さんには「一般常識」や「優しい心」、「感謝する心」などがちゃんと備わっている。
それってとても凄い事なんじゃないかと思いました。
実際にはそういう心が育まれる環境じゃない時期のほうが圧倒的に長くあったんじゃないかと思います。
でも、鳥居さんの事を調べてみると、とても常識的で、優しく礼儀正しい方で、人を恨む事もなく、明るく生きている。
育った環境に負けず、自分で未来を切り開く力を持っている。
それは鳥居さんの生まれ持った才能、力なのかもしれませんが、
素晴らしい力を持った人だな、と感じました。
鳥居さんならこれからまた何か困難や壁があっても乗り越えてやっていくんだろうなと思いました。
そして、鳥居さんのこれからをますます応援したくなりました。
鳥居さんのこれからの活躍も注目していきたいと思います。