妊娠生活中、気になるのはお腹の赤ちゃんの健康ですよね。
赤ちゃんに異常がないかを確認する方法が、出生前診断です。
その一つとして羊水検査というものがあります。
羊水検査が可能な期間は決まっており、もし受けようかなと思っているあなた。
羊水検査可能期間を過ぎてしまった場合の対応についてお話します。
また2013年より開始された新型出生前診断についてご紹介します。
羊水検査可能な期間を過ぎてしまった場合の対応は?
出生前診断を受けようと考える場合は、妊娠10~15週目までにはパートナーと相談し、検査をするかを考えておく事をおすすめします。
羊水検査は、妊娠15~17週目の期間受けることが可能となっており、自費検査で10万円程度かかります。
結果は2~3週間後にしか分からないため、時間がかかります。
羊水検査の結果次第では、中絶を考えているという方もいらっしゃることでしょう。
人工中絶は妊娠22週未満と決まっており、それ以降はいかなる理由でも行うことが出来ません。
人工中絶ができる期間が決まっているため、羊水検査の可能期間も結果が出る時間を考慮して15~17週目と設定されています。
羊水検査を受ける時期が過ぎてしまった場合は、残念ですが受けることは出来ません。
ただし、他の出生前診断を受けることが可能です。
年齢制限がない検査って?新型出生前診断とは?
他の出生前検査では、胎児の異常を確率として調べることが出来るものがあります。
胎児ドックと言われる超音波エコーを使用した検査があります。
年齢は関係なく、また羊水検査の期間を過ぎた後でも検査可能となっています。
妊娠11~13週頃と妊娠20~30週頃に胎児の頭部や内臓を確認し、病気の可能性を確認します。
妊婦健診で行われる超音波検査によく似ています。
初期の胎児ドックでは,染色体異常の可能性も確認する検査が主とされ、2~5万円程度の費用がかかります。
中期の胎児ドックでは胎児の形態異常を確認する検査が主とされ、初期胎児ドックと同様の費用がかかります。
そして、最近では新型出生前診断というものが始まりました。
妊婦の血液を採取し、遺伝子情報を検査や解析していくことで、胎児の異常を確認するという検査になります。
精度は高く、羊水検査のような流産などのリスクがない検査でもあります。
妊婦の血液内にある微量のDNAを採取して胎児の染色体異常を確認するため、検査結果が出るまで2~3週間要します。
妊娠10~16週までの期間受けることが出来ます。
ただし、誰でも検査を受けることが出来るのではなく、高齢出産と言われる35歳以上の妊婦や過去に染色体異常の赤ちゃんを妊娠出産した妊婦、など決まりがあります。
まとめ
羊水検査をはじめとする出生前診断には種類が様々あります。
高い確率で先天性異常を見つける検査には、妊娠週数の縛りがあります。
なぜなら、中絶できる期間が法律で決まっているからです。
赤ちゃんの異常を生まれる前に知ることは、これから親となる方にとっては良い反面、妊娠生活を不安に感じながら生活することになりかねません。
検査を受けることで起こるメリットやデメリットを十分パートナーやご家族と話し合ってから検査に臨みましょう。
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