妊娠をしたら、お腹の赤ちゃんが元気かどうか気になりますよね。
高齢出産であれば、染色体異常が見つかる可能性もあがると聞いたので、羊水検査を受けようか考えていませんか。
羊水検査が可能な期間はいつなのかお話します。
また、検査において気をつけるポイントをお伝えします。
そして、羊水検査は高齢出産の場合、必ず受けるべきなのか、受けるならいつまでかというお話もします。
スポンサードリンク羊水検査が可能な期間はいつ?気をつけるポイントは?
羊水検査を行うと、胎児の染色体異常や代謝異常を見つけることが出来ます。
他の検査よりリスクはありますが、診断精度が高いことでも知られています。
新生児のうち約3%前後は、ダウン症や奇形などの異常をもっていると言われています。
その異常を出生前に見つけることが出来る検査となります。
羊水検査は、妊婦の子宮内にある羊水を採取して、その中にある胎児の細胞を調べます。
細胞の染色体や遺伝子情報を検査し、問題がないかを診断する検査となります。
出生前診断として羊水検査が受けられる時期は、妊娠15~17週となっています。
羊水検査は他の出生前診断よりリスクが高いため、羊水検査が行われる前に、母体血清マーカーテストやNIPTと言われる新型出生前診断を行うことは主流です。
そして、これらの検査で陽性判定が出た場合に羊水検査へと進むのです。
羊水検査を行う場合、検査できる時期が限られているので、事前に受けるべき出生前診断のタイミングを計算した方が良いでしょう。
また羊水検査はリスクがあることも知っておきましょう。
羊水検査を受けた人のうち約0.1~0.3%で感染症や子宮収縮による破水、早産、胎児のウイルス感染の可能性があります。
羊水検査の結果は99%正しいと言われていますが、それでも1%には、検査では見つからなかった異常などが含まれることをご理解ください。
高齢出産の場合は羊水検査を必ず受けるべき?受けるならいつまで?
高齢出産だからといって、羊水検査を必ず受ける必要はありません。
羊水検査を受けた場合、結果によっては、授かった赤ちゃんをどうするのか、中絶をするのかという事は夫婦で話し合う必要があります。
羊水検査の結果は、4週間ほどかかることが通常なため、羊水検査が可能となる妊娠16週前後にすぐ検査をしたとしても、結果は妊娠20週頃になります。
中絶できる時期は、妊娠22週未満と決まっており、この期間を過ぎるとどのような理由でも中絶出来ません。
授かった命を2週間でどうするのか決めなくてはいけないのです。
羊水検査を受けることで伴う決断も事前に決めておくことをおすすめします。
また羊水検査を受ける決心がつかないご夫婦には、カウンセリングを受けることも可能ですので、専門家の話を聞いてみるのも良いでしょう。
まとめ
羊水検査で胎児の異常を発見出来ますが、発見できた時にまだ生まれていない赤ちゃんをどうするのかを考えることが羊水検査では重要と言えます。
どんな事があっても産むと考えているのであれば、高い費用がかかる羊水検査を受ける必要は無いかもしれません。
羊水検査を行って、何を知り、何をしたいのかをご夫婦できちんと結論を出した上で検査に望むことが重要と言えます。
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