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子供の熱中症の症状は発熱や頭痛に注意!突然の嘔吐や下痢や寒気の対処法もチェック!

今年の猛暑はやばいみたいです。。

命に危険が及ぶほどの暑さなので
最大限に警戒をするよう、
気象庁からも連日注意が呼びかけられています。

40℃に迫る暑さも珍しくなく、
東北から沖縄のほとんどの地域で30℃以上の真夏日が
連日予想されていますね。

怖いのは熱中症です。

熱中症は家の中にいれば安全ということでもないので、
どんな症状が出たら要注意なのか、
特にお子さんのどんな様子を気にかけるべきか、
調べてみました。



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熱中症はこんな症状があれば要注意!お子さんは大丈夫ですか?

まずは、どんな症状が現れたら熱中症を疑うべきか確認しておきましょう。

以下の中で少しでも怪しい症状があったら、
念のため医療機関にて受診をおすすめします。

熱中症 -こんな症状があったら要注意-

【重症度:Ⅰ度】軽度

  • 手足がしびれる
  • めまい、立ちくらみがある
  • 筋肉のこむら返りがある
  • 気分が悪い、ボーッとする

【重症度:Ⅱ度】中度

  • 頭がガンガンする(頭痛)
  • 吐き気がする・吐く
  • 体がだるい(倦怠感)
  • 意識が何となくおかしい

【重症度:Ⅲ度】重度

  • 意識がない
  • 体がひきつる(痙攣)
  • 呼びかけに対し返事がおかしい
  • まっすぐ歩けない・走れない
  • 体が熱い

そもそも熱中症とは何?熱中症には種類がある?

熱中症とは、気温が暑い環境で生じる様々な健康障害を総称したもので、
大きく4つに分類されています。

■熱失神
皮膚の血管が広がってしまうことで血圧が低下して、
脳へ向かう血流が悪くなることによって起こる症状です。
特徴は、めまいや一時的な失神、顔面蒼白になったりします。
脈は速くなって弱くなります。

■熱けいれん
汗を大量にかくことで血液の中の塩分濃度が下がったときに、
足や腕、腹部の筋肉に痙攣が起こるようです。
筋肉痛や痙攣(痛みを伴う)、手足がつったりという症状が見られます。

■熱疲労
大量に汗をかいているのに、十分な水分補給をしないでいると、
体が脱水状態になって、熱疲労の症状が見られるようになります。
全身の倦怠感や吐き気、嘔吐、頭痛や集中力・判断力の低下が見られてきます。

■熱射病
こちらの名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
熱中症という言葉が一般的に使われるようになる前は、
みんな熱射病と言っていたような記憶があります。
特徴としては、体温が高い、意識障害があったり、
呼びかけや刺激への反応が鈍くなっていたり、
言動が不自然でふらつくような症状も見られます。

これらの健康障害を総称して、

「熱中症」

と呼ばれています。

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熱中症になりやすいのは子供とお年寄り

「森本武利,中井誠二:熱中症(II)熱中症の疫学」に
年齢階級別性別熱中症累積件数(1968~2015年)という調査結果がありました。

こちらによると、

  • 0〜4歳の男女
  • 15〜19歳の男性
  • 55〜59歳の男性
  • 80歳前後の男女

上記の年齢に特に注意が必要なようです。

女性に比べると、男性の方がどの年代を見ても発症数が軒並み高い数字となっていました。

これは、主に男性の方が外で労働しているの割合が多いことが数字に反映されているのではないかと思われます。

乳幼児と部活などで外にいることが多いお子さん、
高齢者は特に注意が必要ですね。

また、お仕事などで日常的に屋外での活動が多い方も注意が必要です。

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病院に連れて行くタイミングはいつ?重度別対処法と合わせて確認!

暑い日の体調の変化は体力が低下していることもあり、
非常に見極めにくい状況でもあると思います。

特に、お子さんの状況は傍目で推し量ることは難しいですよね。
乳幼児などしっかりと自分の状況を伝えることが困難な場合、
特に注意が必要です。

先に挙げた重度別の対処法を目安に、しっかり観察した上で、
早め早めに判断してあげることが大事です。

【重症度:Ⅰ度】軽度の場合の対処法
症状:手足がしびれる、めまい、立ちくらみがある、筋肉のこむら返りがある、気分が悪い、ボーッとするなど
対処法:まずは涼しいところで安静にしながら、体を冷やしてあげることが重要です。
そして、水分と塩分の両方をしっかり補給してあげましょう。
しばらく様子を見ても症状が改善しない場合、医療機関を受診されることをおすすめします。

【重症度:Ⅱ度】中度の場合の対処法
症状:頭がガンガンする(頭痛)、吐き気がする・吐く、体がだるい(倦怠感)、意識が何となくおかしいなど
対処法:この段階の症状が見られる場合、直ちに医療機関の診療が必要な状態です。軽度の処置を行いつつ、病院に連れて行きましょう。水分・塩分を補給しながら、車など、冷気で涼しくできる空間で移動させるのがよいでしょう。状況によっては、救急車の要請も検討した方がよいかと思います。

【重症度:Ⅲ度】重度の場合の対処法
症状:意識がない、体がひきつる(痙攣)、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐ歩けない・走れないなど
対処法:直ちに救急車を要請するなどし、一刻も早く病院に連れて行く方法を考えましょう。入院が必要な状態と思われます。少しも様子見をしている状況ではないと思われるため、躊躇なく受診するようにしてください。

スポーツ少年団や部活動など、屋外での活動機会が多いお子さんへ伝えておくべきこと

スポーツ部は体育会系という言葉の意味が共通認識で「厳しさ」を表していると認識できるくらい、いまでも厳しい指導のもと、日々練習に励んだりしているところは少なくないと思います。

ですが、今は昔と違い、ちょっとの我慢も命取りになるような環境にあります。

ここ数年の異常気象で地球の温暖化は深刻で、光化学スモッグなどの被害もあります。

ぜひお子さんには毎日でも口を酸っぱくして伝えていただきたいのですが、

「もう無理です」

「少し休ませてください」

と勇気を出して顧問なり先輩なりに伝えることは、
決して恥ずかしいことではないということ。

先生が学生だった頃とは、
まったく環境が異なるのです。

「気合い、根性」安全な環境であればこそ通用するマインドセットです。

現代は現代ならではの能力の高め方があることを伝えてあげ、
決して過剰な無理は禁物であることをしっかり伝えていきましょう。

定期的な水分補給と塩分補給は、
親御さんも気にかけてあげて、
無理にでもきちんと摂取させてあげましょう。

のどが渇いてから水を飲むのでは遅いと言われています。

また、家の中にいても熱中症にはかかります。

乳幼児は汗もうまくかけませんので、
着せすぎや室温は常に気にかけ、
こまめに調整してあげるようにしましょう。

また、この時期多くなるのが車内放置による事故です。

「一瞬で済む用事だから」

などと、日中の車内に放置するような行為は絶対にやめてください。

毎年必ずと言っていいほど起こっていますが、
間違っても、子供を車内に置き去りにしたままギャンブルに興じるなどということのないよう、
熱中症の怖さをしっかりと自覚しておきましょう。

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